三菱電機FX5UにProfibusマスタユニット「FX5-DP-M」を装着してProfibus DPマスタとして動作させ、Siemens ET200Mをスレーブとして接続します。
本稿では事前に「PROFIBUS Configuration Tool」がインストール済みです。
PROFIBUS Configuration Tool
また、以下のリンク先よりSiemens ET200MのGSDファイルをダウンロードしておきます。
https://support.industry.siemens.com/cs/document/113498/profibus-gsd-files-et-200m?dti=0&dl=en&lc=ja-JP
1 構成
2 三菱電機FX5Uの設定
GX-Works3でプロジェクトを新規作成します。
GX-Works3のユニット構成図に“FX5-DP-M”を追加します。
FX-DP-Mのパラメータを開き、基本設定の泣き別れ防止を「有効」にします。
「Global GSD Database」上で右クリックして「Add GSD File」を選択します。
ET200MのGSDファイルを選択し開きます。
“GSD Database”の一覧から“ET200M”をドラッグ&ドロップします。
“Grp 1”にチェックを入れて“NEXT”を選択します。
スレーブ設定画面で、左側の枠から実際の構成に合わせてモジュールを右側の枠に追加し“NEXT”を選択します。
(“Config for Slot1~3”は設定上必要)
“Finish”を選択します。
“PROFIBUS Network”の“FX5-DP-M”を右クリックして“Master Settings”を選択します。
“NEXT”
入力デバイスの自動リフレッシュ設定を以下のように設定します。
出力デバイスの自動リフレッシュ設定を以下のように設定し“Finish”を選択します。
赤字になっている「Update PROFIBUS Label」を選択してシステムラベルを追加します。
ラベルを追加すると未変換状態になるので“変換”を実施します。
“オンライン”から“シーケンサへの書込み”を選択して書込み操作を実施後、CPUリセットします。
3 動作確認
“PROFIBUSユニット設定”の“Start/Stop PROFIBUS…”を選択し、メッセージで“はい”を選択すると通信開始します。
“Slave Status”を開き、スレーブアドレス“1”が緑点灯していれば正常です。
バッファメモリ“U1¥G2.0”をONしても同様に通信開始します。
DC入力ユニットとDC出力ユニットの0ビット目を接続した状態で、出力ユニットのリフレッシュ設定に割り付けた“D0”のBIT 0をONすると、入力ユニットのリフレッシュ設定に割り付けた“D1”のBIT 0がONします。
4 参考文献
三菱電機:MELSEC iQ-F FX5 PROFIBUS-DPマスタユニット ユーザーズマニュアル.pdf
Siemens:et200M_operating_instructions_ja-JP_ja-JP.pdf
以上。