JTEKT TOYOPUC-Plus(Target) & OMRON CJ2M(Originator) : Ethernet/IP Implicit

PLC

JTEKT TOYOPUC-PlusとOMRON CJ2MをEthernet/IP(Implicit)で接続します。
CJ2MをOriginatorとしてTOYOPUC-PlusのInstanceIDを指定して設定します。

1 構成
2 TOYOPUC-Plusの設定
2.1 CPU動作モードの設定

CPU動作モードの設定は“Plus拡張”を選択します。

2.2 I/Oモジュールの設定

I/Oモジュールの設定は以下のように設定します。

2.3 リンクパラメータの設定

リンクパラメータの設定を開き、リンクNo.1に以下のように設定します。

リンク詳細設定を開きIPアドレスを“192.168.250.10”とします。

コネクションNo.0を選択した状態で“個別設定”を選択し設定ウィンドウを開きます。

コネクション設定を“する”、機能を“ターゲット”として“設定”を選択します。

コネクション0ターゲットの設定ウィンドウで、以下のようにコネクションポイントを設定します。

“出力設定”を開き以下のように設定します。

“入力設定”を開き以下のように設定します。

2.4 設定の書込み

TOYOPUC-Plusをパソコンと接続し、PCwinで書込み操作を行いその後CPUリセットします。

3 CJ2Mの設定
3.1 Network Configuratorの設定

Network Configuratorを開き“EDSファイル”→“インストール”からTOYOPUC-PlusのEDSファイルを選択しインストールします。

“ネットワーク”から接続し“アップロード”で構成を読み出します。

読み出した構成上のTOYOPUC-Plusをダブルクリックし“デバイスパラメータの編集”ウィンドウを開きます。
“0002 Produced Data Size”を初期値2 Byteから4 Byteに変更します。

読み出した構成上のCJ2Mをダブルクリックし“デバイスパラメータの編集”ウィンドウを開きます。
“タグセット”タブで入力に“D00103”、出力に“D00101”を以下のように作成します。

“コネクション”タブで未登録デバイス一覧からCJ2Mを選択して登録デバイス一覧に登録し、
登録デバイスのCJ2Mをダブルクリックしてコネクション割付ウィンドウを開きます。

コネクションI/Oタイプで“Exclusive-Owner”を選択し、以下のようにコネクション割付けを行います。

“OK”で設定ウィンドウを閉じます。

3.2 設定の書込み

“ネットワーク”の“ダウンロード”を選択しCJ2Mに設定を書き込みます。

4 動作確認
4.1 TOYOPUCからCJ2Mへ書込み

PCwinでレジスタ・I/Oアドレスモニタを開き、“D0”に10進“1234”、“D1”に10進“5678”を設定し“CPU書込み”を行います。

CX-Programmerでウォッチウィンドウを開き、“D0”と“D1”の値がTOYOPUC側と同じになっていることを確認します。

4.2 CJ2MからTOYOPUCへ書込み

CX-Programmerでウォッチウィンドウを開き、“D100”に10進“1234”、“D101”に10進“5678”を設定し“CPU書込み”を行います。

PCwinでレジスタ・I/Oアドレスモニタを開き、“D100”と“D101”の値がCJ2M側と同じになっていることを確認します。

5 参考文献

JTEKT:TOYOPUC-Plus取扱説明書

以上。