Mitsubishi Q03UDVCPU+QJ71FL71-T-F01 & OMRON CJ2M+CJ1W-FLN22 : FL-net

PLC

三菱電機Q03UDVCPU + QJ71FL71-T-F01とOMRON CJ2MCPU + CJ1W-FLN22を接続し、FL-net通信を確立します。

1 構成

2 Q03UDVCPU側の設定
2.1 PCパラメータの設定

I/O割付設定に“QJ71FL71(-T -B5)”を追加します。

2.2 インテリジェント機能ユニットの設定(IPアドレス)

“スイッチ設定”を開き、IPアドレス“192.168.250.1”と動作モード“オンライン”を設定します。
(第4オクテットがノード番号)

2.3 インテリジェント機能ユニットの設定(コモンメモリ領域)

パラメータに自分が使用するコモンメモリの領域を設定します。

領域1の単位がBitで設定しますが、16ビット単位となりますので、
“16 word”を設定するときは“256 bit”(16 word×16 bit)を設定します。

2.4 インテリジェント機能ユニットの設定(自動リフレッシュ領域)

自分が使用するコモンメモリ領域(0~Fh)とQ03UDVCPUのデバイス(B0~B0FF)を紐付ける設定を行います。
“自動リフレッシュ”の“サイクリックデータ:領域1”の“自ノードエリア”の欄をダブルクリックします。

自分がデータを書き込むビット領域のデバイス先頭“B0”を“自ノードエリア設定項目”に入力します。
ノード2のOMRON CJ2Mから送信されるビットデータを受信するデバイス先頭“B100”を“他ノードエリア設定項目(後)”に入力します。


ノード2のOMRON CJ2Mから送信されるビットデータのサイズを“4.転送ビット数”に入力します。

同様に領域2の設定を行います。

2.5 設定の書込み

オンラン接続しパラメータを書き込み、電源再投入かCPUリセット操作を行います。

3 OMRON CJ2M側の設定

CJ1W-FLN22の本体ロータリースイッチを以下のように設定します。
・UNIT No.:1
・NODE No.x16^1:0
・NODE No.x16^0:2

CX-Programmerを起動しCJ2MCPUの新規プロジェクトを作成します。
“I/Oテーブル・ユニット設定”を開き、CPUラック上のCJ1W-FLN22を装着した箇所の空きスロットを選択し、“通信”下のCJ1W-FLN22を選択します。

追加したCJ1W-FLN22のユニット番号を本体ロータリースイッチに設定した“1”に設定します。

CJ1W-FLN22を右クリックし、“専用ツール起動”下の“設定を引き継いで起動”を選択します。

“CPU高機能ユニットシステム設定エリア”を以下のように設定します。

“自ノード設定領域”を以下のように設定します。

“他ノード設定領域”を以下のように設定します。

パソコンとCJ2MCPUをオンラン接続し、“転送[パソコン→PLC]”を選択して書込み電源再投入します。

4 動作確認
4.1 Q03UDVCPUからCJ2MCPUへ領域1送信

GX-Works2でウォッチウィンドウにデバイス“B0”を登録してONします。

CX-Programmerでウォッチウィンドウにデバイス“0.00 ”を登録してONしているのを確認します。

4.2 Q03UDVCPUからCJ2MCPUへ領域2送信

GX-Works2でデバイス“W0”に10進数“9999”を書き込みます。

CJ2MCPUでデバイス“D0”に10進数“9999”が書き込まれていることを確認します。

4.3 CJ2MCPUからQ03UDVCPUへ領域1送信

CX-Programmerでデイバス“16.00”に“1”を書き込みます。

GX-Works2でデバイス“B100”がONしているのを確認します。

4.4 CJ2MCPUからQ03UDVCPUへ領域2送信

CX-Programmerでデバイス“D32”に10進数“9999”を書き込みます。

GX-Works2でデバイス“W20”に10進数“9999”が書き込まれているのを確認します。

5 参考文献

三菱電機:FL-net (OPCN-2) インタフェースユニットユーザーズマニュアル(詳細編).pdf
OMRON:FL-netユニット(100BASE-TXタイプ) ユーザーズマニュアル.pdf

以上。