Molex EIPTool(Client) & Schneider ModiconM221(Server) : Ethernet/IP Explicit

PLC

パソコンにインストールしたMolexのEIPToolを使用し、Schneider ModiconM221にEthernet/IPのExplicitメッセージを発行してデバイスの読み書きを行います。

1 構成

2 ModiconM221の設定

“設定”タブでEthernetポートのIPアドレスの設定、Ethernet/IPの有効化し、Ethernet/IPアダプター設定でインスタンスIDとデータサイズの設定を行います。

“プログラミング”タブで異常にならない程度の適当なプログラムを記述します。

“通信”タブでオンラインして“PCからコントローラへ(ダウンロード)”を選択して書込みを行います。

3 Molex EIPToolで「アイデンティティーオブジェクト ( クラス ID = 01 hex)」を読み出す

EIPToolの“Explicit Message”タブを開き、“Station”にModiconM221のIPアドレス“192.168.250.2”を入力し、“Service”に“0x01 – Get Attributes All”を選択して“Send Request”を実行すると、ModiconM221からアイデンティティーオブジェクトを読み出します。
(データの中身はEIPToolではわかりにくいのでWiresharkで確認)

4 Molex EIPToolで「アセンブリオブジェクト ( クラス ID = 04 hex)」の「インスタンスID:100」=「%QWE0~%QWE19」を読出し

SoMachine Expert Basicで、ModiconM221の入力アセンブリの先頭アドレス「%QWE0」に16進数「1234」、最終アドレス「%QWE19」に「5678」を設定します。
Molex EIPToolで、“Service”に“0x0E – Get Attributes Single”、“Class”に“4”、“Instance”に“100”、“Attribute”に“3”を選択して“Send Request”を実行すると、ModiconM221に設定した20WORD分の入力アセンブリのアドレス「%QWE0~%QWE19」のデータを全て読み出します。

5 Molex EIPToolで「アセンブリオブジェクト ( クラス ID = 04 hex)」の「インスタンスID:150」=「%IWE0~%IWE19」に書込み

Molex EIPToolで、“Service”に“0x10 – Set Attributes Single”、“Class”に“4”、“Instance”に“150”、“Attribute”に“3”を選択し、“Data”に書込むデータを設定して“Send Request”を実行すると、ModiconM221に設定した20WORD分の出力アセンブリのアドレス「%IWE0~%IWE19」に設定したデータを書き込みます。
SoMachine Expert Basicで、ModiconM221の出力アセンブリの先頭アドレス「%IWE0」に16進数「1234」、最終アドレス「%IWE19」に「5678」が書き込まれているのを確認します。

6 参考文献

Schneider Electric : Modicon M221ロジックコントローラープログラミングガイド

以上。