Mitsubishi Q03UDVCPU(Client) & Beckhoff CX5140-TwinCAT3(Server) :  Modbus/TCP

PLC

三菱電機Q03UDVCPU(Client)とBeckhoff CX5140-TwinCAT3(Server)をModbus/TCPで接続します。
本稿は、Beckhoff CPUに“TF6250-Modbus-TCP.exe“をインストール済みであることを前提としています。

1 構成

2 Beckhoff CX5140-TwinCAT3の設定

グローバル変数に以下のような名称の変数を作成してTwinCAT3をRunします。

3 三菱電機Q03UDVCPUの設定

“PCパラメータ”の“内蔵Ethernetポート設定”にIPアドレス及び通信プロトコルの設定を行います。

参考文献記載のマニュアルに記載のサンプルの通りに通信プロトコル実行用のラダーを作成します。(手順略)

オンラインして書込みを行い、通信プロトコル書込みのためにSTOP状態にしておきます。

“ツール”から“通信プロトコル支援機能”の“内蔵Ethernet”を選択し、通信プロトコル支援機能でModbus TCPを設定して書き込みます。

電源再投入又はCPUリセット操作を行います。

4 動作確認

GX-Works2で作成したラダーでソケットオープンして接続し、通信プロトコルNo.1「03: RD Holding Registers」を実行し、Beckhoffのグローバル変数“mb_Output_Registers[0]“に設定した10進数“99”を読み出します。


GX-Works2で作成したラダーで通信プロトコルNo.2「06: WR Single Register」を実行し、Beckhoffのグローバル変数“mb_Output_Registers[0]“に10進数“0”を書き込みます。


5 参考文献

三菱電機:QnUCPUユーザーズマニュアル(内蔵Ethernetポート通信編)
Beckhoff:TF6250 | TwinCAT 3 Modbus TCP

以上。