三菱電機FX5UCのシンプルCPU通信機能(S7 communication protocol)を使用してSiemens S7-1200と通信します。
1 構成
2 Siemens S7-1200の設定
TIA PortalでS7-1200の新規プロジェクトを作成します。
デバイス構成を開きIPアドレスを設定します。
“保護およびセキュリティ”の“接続メカニズム”の設定“リモートパートナーからのPUT/GET通信によるアクセス許可”のチェックを入れます。
“プログラムブロック”で“新しいブロックの追加”を選択し“DB1”を追加して以下のようなタグを追加します。
追加した“DB1”を右クリックして“属性”の“最適化ブロックアクセス”のチェックを外します。
新規ウォッチテーブルを追加し以下のようにモニタ対象のタグとアドレスを登録します。
オンライン接続してプロジェクトをダウンロードします。(手順略)
3 三菱電機FX5UCの設定
GX-Works3でプロジェクトを新規作成します。
ユニットパラメータの“Ethernetポート”を開き、“基本設定”の“自ノード設定”でIPアドレスとサブネットマスクを設定します。
“応用設定”の“シンプルCPU通信設定”で使用有無を“使用する”にします。
使用有無の下の“詳細設定”を選択し、以下のように“設定No.1”に“読出”、“設定No.2”に“書込”を設定します。
設定したパラメータを適用し、プロジェクトをFX5UCに書き込みます。(手順略)
4 動作確認
FX5UCのB10~B1FとW10の値を、S7-1200の%MW0、”Data_block_1″.dataTag1に書き込み、書き込んだ値をB0~BFとW0に読み返します。
5 参考文献
三菱電機:MELSEC iQ-F FX5ユーザーズマニュアル(Ethernet通信編)
以上。