Schneider ModiconM221(Client) & Mitsubishi FR-E820-EPA(Server) : Modbus/TCP

PLC

Schneider ModiconM221と三菱FR-E820-EPAをModbus/TCPで接続します。

1 構成

2 FR-E820-EPAの設定
2.1 IPアドレスの設定

パラメータ1434~1437にIPアドレス192.168.250.2を設定します。
Pr.1434:192
Pr.1435:168
Pr.1436:250
Pr.1437:2

2.2 Pr.1427~Pr.1430 Ethernet機能選択1~4の設定

Modbus/TCPを有効にするため、Pr.1429 を“502”(Modbus/TCP)に変更します。

2.3 Pr.1432 Ethernet 通信チェック時間間隔の設定

Pr.1432 の設定値を “9999” に設定し、交信チェック(断線検出)を無効にします。

2.4 Ethernet 操作権指定 IP アドレス(Pr.1449 ~ Pr.1454)の設定

ModiconM221からのインバータ操作を可能にするため、以下のようにパラメータ設定します。
Pr.1449:192
Pr.1450:168
Pr.1451:250
Pr.1452:6
Pr.1453:9999
Pr.1454:9999

3 ModiconM221の設定

“設定”タブで“ETH1”の固定IPアドレスに以下のように設定します。

“Modbus TCP”を開き“IPアドレス”にFR-E820EPAのIPアドレス“192.168.250.2”を入力して“追加”します。

“プログラミング”タブを開き、“ツール”の“通信オブジェクト”の“Read Var”を選択し、“%READ_VAR0”と“%READ_VAR1”をエディタ上に配置して以下のように設定します。

同様に“Write Var”を配置して以下のように設定します。


“通信”タブからログインして書込みを行いRUNします。

4 動作確認

“%WRITE VAR1”のExecuteをONしてModbusレジスタ“40014”の運転周波数(RAM)に3.33Hz(100RPM)を書込み、
“%WRITE VAR0”のExecuteをONしてModbusレジスタ“40009”の制御入力命令の1BITのONを書込むと、インバータが3.33Hz(100RPM)で正転動作します。

5 参考文献

三菱電機: FR-E800 取扱説明書(通信編)
Schneider Electric:EcoStruxure Machine Expert – Basic(旧SoMachine Basic)汎用ファンクションライブラリーガイド

以上。