Mitsubishi Q03UDVCPU(QJ71FL71-T-F01) & JTEKT TOYOPUC-Plus : FL-net

PLC

三菱電機 Q03UDVCPU(QJ71FL71-T-F01)とJTEKT TOYOPUC-Plus(Plus EX2)をFL-netで接続します。

1 構成
2 Q03UDVCPUの設定
2.1 PCパラメータの設定

I/O割付設定に“QJ71FL71(-T -B5)”を追加します。

2.2 インテリジェント機能ユニットの設定(IPアドレス)

“スイッチ設定”を開き、IPアドレス“192.168.250.1”と動作モード“オンライン”を設定します。
(第4オクテットがノード番号となります)

2.3 インテリジェント機能ユニットの設定(コモンメモリ領域)

パラメータに自分が使用するコモンメモリの領域を設定します。
領域1の単位がBitで設定しますが、16ビット単位となりますので、
“16 word”を設定するときは“256 bit”(16 word×16 bit)を設定します。

 
2.4 インテリジェント機能ユニットの設定(自動リフレッシュ領域)

自分が使用するコモンメモリ領域(0~Fh)とQ03UDVCPUのデバイス(B0~B0FF)を紐付ける設定を行います。
“自動リフレッシュ”の“サイクリックデータ:領域1”の“自ノードエリア”の欄をダブルクリックします。

自分がデータを書き込むビット領域のデバイス先頭を“自ノードエリア設定項目”に入力します。
ノード2のTOYOPUC-Plusから送信されるビットデータを受信するデバイス先頭を“他ノードエリア設定項目(後)”に入力します。
ノード2のTOYOPUC-Plusから送信されるビットデータのサイズを“4.転送ビット数”に入力します。

同様に領域2の設定を行います。

2.5 設定の書込み

オンラン接続しパラメータを書き込み、電源再投入かCPUリセット操作を行います。

3 TOYOPUC-Plus側の設定
3.1 CPU動作モードの設定

CPU動作モードの設定は“Plus拡張”を選択します。

3.2 I/Oモジュールの設定

I/Oモジュールの設定は以下のように設定します。

3.3 リンクパラメータの設定

リンクパラメータの設定を開き、リンクNo.1に以下のように設定します。

リンクパラメータの“詳細設定”を開きノード番号を“2”に設定します。

“データリンク”を開き、コモンメモリと紐付けるデバイスの設定を行います。
“リンク領域先頭アドレス”と“リンク領域ワード数”でコモンメモリ領域全体のアドレスを設定します。
“送信領域先頭アドレス”を“送信領域ワード数”で自分がデータを書き込む領域のアドレスを設定します。

3.4 設定の書込み

オンラン接続しパラメータを書き込み、電源再投入かCPUリセット操作を行います。

4 動作確認
4.1 Q03UDVCPUからTOYOPUC-Plusへ領域1送信

GX-Works2で“デバイスバッファメモリ一括モニタ”を開き、デバイス“B0”をONします。

PCWinで“レジスタ・I/Oアドレスモニタ”を開き、“モニタ開始”を選択してデバイス“L0”がONしているのを確認します。

4.2 Q03UDVCPUからTOYOPUC-Plusへ領域2送信

GX-Works2でデバイス“W0”に10進数“9999”を書き込みます。

PCWinでデバイス“R0”に10進数“9999”が書き込まれていることを確認します。

4.3 TOYOPUC-PlusからQ03UDVCPUへ領域1送信

PCWinでデイバス“L010W”に“1”を書き込みます。

GX-Works2でデバイス“B100”がONしているのを確認します。

4.4 TOYOPUC-PlusからQ03UDVCPUへ領域2送信

PCWinでデバイス“R0020”に10進数“9999”を書き込みます。

GX-Works2でデバイス“W20”に10進数“9999”が書き込まれているのを確認します。

5 参考文献

三菱電機:FL-net (OPCN-2) インタフェースユニットユーザーズマニュアル(詳細編).pdf
JTEKT:TOYOPUC-Plus取扱説明書

以上。