OMRON CP2E-N(Server) & Mitsubishi Q03UDVCPU(Client) : Modbus/TCP

PLC

OMRON CP2E-Nに公式のFBを導入してModbus/TCP Serverとして動作させ、三菱電機Q03UDVCPUと接続します。

1 構成

2 OMRON CP2E-Nの設定

OMRONの下記リンク先からFBをダウンロードします。
https://www.fa.omron.co.jp/product/tool/cp2e/cp_fb/index.html

ダウンロードしたZipを解凍し、フォルダ「Programming Examples」の中のプログラムをCX-Programmerで開きます。

オンライン接続してCP2E-Nに書き込み、電源再投入します。

オンライン接続して動作モードをモニタモードに変更し、“W0.00”の値を“1”に設定します。


3 三菱電機Q03UDVCPUの設定

“PCパラメータ”の“内蔵Ethernetポート設定”を以下のように設定します。

“オープン設定”を開き以下のように設定します。

通信プロトコル実行用のラダーを作成しますが、参考文献記載のマニュアルに記載のサンプルの通りですので省略します。

オンラインして書込みを行い、通信プロトコル書込みのためにSTOP状態にしておきます。

“ツール”から“通信プロトコル支援機能”の“内蔵Ethernet”を選択し、通信プロトコル支援機能で“Modbus/TCP”を設定して書き込みます。

電源再投入又はCPUリセット操作を行います。


4 動作確認

4.1 接続

GX-Works2で作成したラダーでソケットオープンして接続します。


4.2 Function Code:03 hex(Read holding register)

CX-Programmerで“D100”に“1”を設定しておきます。(手順略)
GX-Works2ででデータ読出先頭番号に“100”、データ読出数に“1”を設定し、通信プロトコルNo.1「03: RD Holding Registers」を実行します。
CP2E-Nの“D100”の値がQ03UDVCPUの“D1007”に格納されます。


4.3 Function Code:06 hex(Write single register)

GX-Works2でデータ書込先頭番号に“102”、書込データに“2”を設定し、通信プロトコルNo.2「06: WR Single Register」を実行します。

CX-Programmerのウォッチウィンドウで“D102”の値を確認するとQ03UDVCPUで設定した値が格納されています。


5 参考文献

三菱電機:QnUCPUユーザーズマニュアル(内蔵Ethernetポート通信編)

以上。