Allen-Bradley Micro850とOMRON NJ501をEthernet/IP(Explicit)で接続します。
NJ501からFBを使用してExplicitメッセージを発行し、Micro850内に宣言したグローバル変数への読み書きを行います。
1 構成
2 NJ501の設定
2.1 内蔵Ethernet/IPポート設定
内蔵Ethernet/IPポートのIPアドレスを以下のように設定します。
2.2 プログラムの作成
CIPUCMMSendのヘルプに記載のサンプルコードをコピーして以下のようなSTプログラムを作成します。
(CIPUCMMSendは今回不要なため削除)
オンライン接続して同期します。
3 Micro850の設定
Connected Components Workbench(以下CCW)を使用してMicro850側の設定を行います。
3.1 Ethernet設定
“Controller”下の“Ethernet”を開き、“Internet Protocol(IP) Settings”を以下のように設定します。
3.2 グローバル変数の作成
グローバル変数に以下のように変数を作成します。
4 動作確認
①NJ501からMicro850に書き込むNJ501の変数“WriteDat”に10進数”1234”を入力。
②Micro850からNJ501に書き込むMicro850の変数“OriginalDat”に10進数”5678”を入力。
③NJ501の変数“Trigger”をTRUEにすると、NJ501の変数“WriteDat”の値がMicro850の変数“WritingDat”に書き込まれ、Micro850の変数“OriginalDat”の値がNJ501の変数“ReadDat”に読み込まれる。
5 参考文献
Rockwell Automation:“Micro800 Programmable Controllers General Instructions”
Rockwell Automation:“Micro800 Programmable Controllers: Getting Started with CIP Client Messaging”